手裏剣術とは

 剣術の一過程として修練した流派や手裏剣術を専門に行った流派に分かれており、その数は50以上の流派になるともいわれている。 また、現在まで残っている流派はわずか数流派にすぎない。

手裏剣の流派

  • 円明流・宮本武蔵政名
  • 伊豆流・上遠野伊豆広秀
  • 香取神刀流・飯篠長威斎家直
  • 願立流・松林左馬助永吉
  • 甲賀流
  • 伊賀流
  • 正雪流・由井民部助橘正雪
  • 白井流・白井亨義謙
  • 大東流・武田惣角
  • 北辰一刀流二代海保帆平
  • 根岸流
  • 徳川最後の将軍 徳川慶喜 が手裏剣の名手であった

様々な手裏剣

代々伝わる木型大

白井流(大型)

全長約18.5センチ 重量約80グラム 

水戸伝十字手裏剣

全長約16センチ 重量約90グラム 

根岸流手裏剣(中型)

全長約14.5センチ 重量約90グラム 

根岸流手裏剣(大型)

全長約17.5センチ 重量約130グラム 

根岸流手裏剣(特大)

全長約17.5センチ 重量約160グラム 

円明流短刀型棒手裏剣

全長約20~25センチ 重量約60~120グラム
宮本武蔵ゆかりの円明流に伝わったとされている。
短刀や刀の切欠を擲ったことから始まり、のちに工夫を加え写真のような形状に至ったといわれている。

稽古用鍛造棒手裏剣

全長約17センチ 重量約40グラム 
香取神道流棒手裏剣を忠実に再現。

火箸型丸棒 棒手裏剣

全長約18センチ 重量約37グラム 

正雪流 復刻 笄型棒手裏剣

全長約21センチ 重量約40グラム 
由比正雪を開祖とする正雪流の稽古用棒手裏剣。本格的な稽古用具として通用する一品

手裏剣禁止事項

必ずケースに入れること
道場(練習場)以外で投げてはいけない
人に向かって投げないこと

※練習場では十分間隔を取り、他の人が投げた手裏剣を拾い終わるまで次の人は投げてはいけない